法定相続情報一覧図とは?作り方・メリット・注意点を徹底解説
公開日: /更新日: /著者:さかい行政書士事務所
相続登記や銀行の手続きで必要になる「法定相続情報一覧図(ほうていそうぞくじょうほういちらんず)」。一度は耳にしたことがあっても、「どんな書類?」「どうやって作るの?」と疑問に思っている方も多いでしょう。
この記事では、法定相続情報一覧図の基本から、利用シーン、作成の流れ、メリット・注意点までをわかりやすく解説します。最後に「自分で無料で作成できる方法」も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
結論:法定相続情報一覧図は、相続手続きをスムーズにする便利な書類で、自分で簡単に作成できます。
法定相続情報一覧図とは?
法定相続情報一覧図とは、被相続人(亡くなった方)の戸籍や相続人の戸籍をもとに、相続関係を図にまとめた書類です。通常、相続手続きでは戸籍一式を何度も提出しなければなりませんが、この一覧図を作れば戸籍の束の代わりに1枚の書類で済みます。
作成された一覧図は、法務局が認証した「写し」を交付してくれます。この写しを使うことで、銀行や保険会社などに提出できるようになります。
どんな場面で使えるの?
- 相続登記:不動産を相続する際に必要
- 銀行口座の相続手続き:預金の払戻しや名義変更
- 保険金の請求:生命保険などの手続きに活用
- 有価証券の名義変更:株式や投資信託の相続手続き
作成の流れ
- 必要書類を集める:被相続人の出生から死亡までの戸籍、相続人全員の戸籍、住民票や除票など。
- 相続関係を整理する:配偶者・子・親などの関係や人数を確認。特殊なケース(代襲相続など)は要注意。
- 一覧図を作成して法務局へ提出:所定形式で作成し、法務局で認証を受ける。必要に応じて「写し」を交付。
作成するメリット
- 何度も戸籍を提出しなくてよい
- 複数の手続きに流用できる
- 相続人全員が一目で確認できる
注意点
- 代襲相続など複雑な相続は作成が難しい場合がある
- 提出先によっては追加書類が必要な場合がある
- 記載内容に不備があると再提出になり時間がかかる
自分で作成する方法(無料トライアルあり)
従来は専門家に依頼して数万円かかることもありましたが、いまはオンラインで自分で作成できます。
- 入力フォームに沿って入力するだけ
- 無料のトライアル版PDFで内容確認が可能
- 必要に応じて法務局提出用の正式版を取得(100円/PayPay)
詳しい使い方は操作ガイドをご覧ください:
👉 操作ガイド(PDF) / 👉 よくある質問(FAQ)
まとめ
- 法定相続情報一覧図は相続手続きをスムーズにする便利な書類
- 相続登記や銀行手続きなど幅広く活用できる
- オンラインで自分で作成でき、トライアル版PDFは無料